フレームの素材について

ロードバイクを選ぶ上で注目するのがフレームの素材です。現在のロードバイクのフレームで主流な素材はアルミ、カーボン、クロモリの3つです。

それぞれの素材は重量、振動吸収性、剛性(硬さ)、価格の4つの点で違いがあります。素材によって特徴が異なり、乗り味が大きく変わってきます。  

この記事ではそれぞれの素材の特徴や、走りにどのような影響を与えるのかということを4つの観点から説明していきます。(あくまで個人的な見解ですので参考程度にしてください。)

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クロモリフレーム

クロモリはこの3種類の中でも1番古くから使われてきた素材です。しかし、今では第一線を退いてしまっている素材でもあります。その理由はカーボンやアルミの方が性能面(特に重量)で優秀だからです。

特徴としては伸縮性のある素材で振動吸収には優れています。また、頑丈で長く使うことができます。しかし、他の素材よりも重いことと錆びやすいところが欠点です。価格はそれほど高くはありません。

また、クロモリフレームは細くスタイリッシュに仕上がることも1つの特徴です。

重量:✖️  振動吸収性:◎  価格:低〜中  剛性:中

 

カーボンフレーム

現在プロのロードレースのほとんどの選手がカーボンフレームのロードバイクを使用しています。それぞれのブランドのハイエンドモデルのロードバイクではカーボンが主流です。つまり、価格が高いです。

一方でこの3つの素材の中では一番軽量です。また、振動吸収性にも優れています。硬さに関しては硬いものから柔らかいものまであり、用途によって使い分けられています。とにかく高額ですが、すばらしいフレーム素材です。

重量:◎  振動吸収性:◯ 価格:高  剛性:低〜高

 

アルミフレーム

アルミは軽量で硬い素材です。また、安価であることから現在でも多くのロードバイクで使われています。しかし、素材が硬くため振動吸収性は低く、地面からの振動がダイレクトに伝わってきます。ですので、ロングライドでは疲れの原因にもなりやすいです。

ですが、多くのアルミフレームのロードバイクにはカーボンのフォークが使われています。そういった部分で振動吸収性を高める工夫が多くのブランドではされています。

また、硬さがあるため自分の漕いだ力が動力に変わりやすいです。そのため、ペダルを踏めば踏んだだけ進みます。これを剛性が高いという表現をします。

重量:◯  振動吸収性:✖️  価格:低〜中 剛性:高

 

まとめ

クロモリフレームはロングライドや自転車で旅をしたいという人におすすめです。しかし重量があるため、レースやスピードを出して走ってみたいという人には向きません。

カーボンフレームはとにかく速く走りたいという人にはおすすめです。しかし、価格が高いためお財布と相談する必要があります。

アルミフレームは丈夫で且つ安いため、初心者は一番手を出しやすい素材です。また、剛性が高くしっかり進む感覚を味わうことができます。しかし、振動吸収性が悪いのが難点です。